2012年5月28日月曜日

デスクトップをシンプルに


いろいろと生活に一段落ついたので
気分転換にPCのデスクトップを整理しました。

私は5年前に購入したWindows VistaのノートPCをまだ使っています。


以前もデスクトップをキレイにしたいと思いMac風に

しかしこのあとエラーが多発したため元に戻し
デスクトップにアプリのショートカットやらフォルダが散らばった状態になっていました。

でもやはりデスクトップをスッキリさせたいと思い
再挑戦。
今回は特別なソフトなどを使わないことを決めて整理しました。


そして結果がこちら




今まであったアプリのショートカットは消去して
クイック起動というところにアプリを置きました。


(こんな便利な機能があったのですね…)


Windowsは汚い!
とよく言われますが
(「Windows デスクトップ 汚い」→ 約 628,000 件 (0.34 秒) )
本来はデスクトップには「ゴミ箱」だけ
もしくは「コンピュータ」「ゴミ箱」のみ表示されるようになっているそうです。
しかしながらメーカーが入れたアプリケーションのショートカットやら
ダウンロードしたソフトやらなんやらで汚れていくのだとか。

整理するためのフリーソフトなどいれなくてもちゃんと便利な機能が付いているのでした。

しかしこのPCがいつまで使えるのか不安です。
いざというときのためにお金を用意しなければ。

2012年5月2日水曜日

『モンスターズクラブ』を観て


映画『モンスターズクラブ』を公開初日に観てきました。




 現代社会に生きる人間は
 規則や規定のひもで縛られており、
 自分とはまったく関係のない人物によって
 運命を左右されてしまう。これは偶然ではない。
 産業テクノロジー・システムが
 機能するためには大きな組織によって、
 我々の生活が縛られるのは必須条件なのだ。
 社会による管理は、
 いつの間にか我々の思考回路にまで入り込み、
 社会の望むような行動をとりたいと
 我々があたかも自発的であるかのように
 感じるようになる。
 社会は自然の本能とはまったく違った行動を
 とるように人間を改造する。


 物質獲得に対する欲望は、
 完全に広告とマーケティング・テクニックの創造である。
 趣味やスポーツに目的意識を満足させる人々。
 強力な組織や巨大な運動に共感することによって
 権力への欲求を満足させる人々。
 出世街道をまっしぐらに進むというゲームを
 飽きもせず続けて一生を過ごす人々。
 労働者のほとんどは他人に雇われているだけで、
 人から指示を受けながら日々を費やす。
 自営業の人ですら
 制限された自治を手にしているだけだ。
 チャンスというのはシステムが与えてくれるものであり、
 規則と規制に添っている場合のみ利用できる。
 我々の生活は、他の人々によって
 なされた決定に依存しており、
 我々はこれらの決定した人々が誰なのかすら知らない。
 社会が機会を与えている限り、それは鎖が付いている。
 街は交通の流れと信号に従って動く以外
 どうしようもない。
 そして現代人は野生の衝動が欲求不満に陥り、
 自らを選ぶ者は年に約三万三千人にのぼる。
 一日に九十人、一時間に四人、十五分に一人が死を選んでいる。


 現代テクノロジーと自由を調和させる
 新しい社会という虫の良い計画などありえない。
 たとえ改革が試みられたとしても
 それがシステム崩壊につながると悟られた時点で、
 握りつぶされることになるだろう。
 社会は、その自然の本能とは
 まったく違った行動をとるように人間を改造する。
 思春期を迎えた人間が机に向かって
 膨大な時間を勉学に費やすのは、
 自然の摂理に反することだ。
 テクノロジーの進歩した社会では、
 個人の運命は常に当人の希望など
 ほとんど届かないところで決定される。
 システムはプロパガンダを用いて、
 人々が与えられた決定で満足に感じるように
 仕向けるという解決法を試みている。
 それは人類への屈辱にほかならない。
 そもそもシステムは、
 人間の需要を満たすことができない。
 むしろ人間の行動パターンを
 システムの需要にかなうように変革するのである。
 誰もが揃ってテクノロジーの需要を満たすべく
 奉仕していくのが当たり前のようにまかり通っている。
 システムの中に人間的な目的意識と自己決定権を
 少しでももたらそうとするのは、
 できの悪い冗談でしかない。
 我々が聞かされているのは
 権力を持つ者の戯れ言である。
 現代テクノロジーはそれ自体が
 ひとつの総合システムであって、
 細部がお互いに依存し合っている。
 テクノロジーの良い部分だけを残して、
 悪い部分を取り除くことはできない。 


 たったひとつの逃げ道は
 産業テクノロジー社会をまるごと放棄することだ。
 それが唯一の革命だ。
 食べてしまったケーキはとっておくことができない。
 悪臭にまみれた社会システムを放棄するのが
 最良の道である。




以上は『モンスターズクラブ』の主人公
垣内良一の声明文です。
なんだかいろいろと感じてしまうものがあります。

これはテオドア・カジンスキーの声明文
『Industrial Society and Its Future』
を元にしたものです。
英語版は以下で読めます。
【PDF注意】


『モンスターズクラブ』
を観る前
予告などを観ていたときに
上記のようなメッセージ
社会の矛盾を訴えるような映画
この映画そのものが社会へ送る爆弾
みたいな宣伝文句を観たのでそういう映画なのかな
と勝手に想像していましたが
私にはまったく違ったように感じられました。

爆弾というよりも
むしろ私にはこの映画から「救い」のようなものを感じました。

なかなかうまく感想を書けませんが
今観てよかったと思える映画でした。