2012年8月22日水曜日

そういえばMacを買いました。


ちょっと前はWindows Vistaのデスクトップを整理したりしていましたが
7月の初頭にMacBook Proを購入しました。

今年に発売になったモデルで一番リーズナブルなものです。

簡単なスペック
 モニタ:13.3インチ 1,280 x 800
 CPU:Intel Core i5 2.5GHz
 メモリ:4GB
   HDD:500GB

定価は¥10800でしたが学割などを利用し9万円ちょっとで購入できました。

買う前には13インチのMacBook Airとどちらにしようかとても迷いました。
MacBook Airは
・なんといっても薄い・軽い
・SSDなので立ち上がりが早い
・モニタの解像度が1,440×900

しかし
・ドライブない
(まだCDから逃れられずにいますし、DVDで映画をよく観ます)
・容量足りない
(音楽データだけで100G以上あります。仮にairでSSDを512Gにするとお値段が大変なことに)
・FireWireがない
(少しだけHDVカメラの映像を編集したい)

などの理由から結局MacBook Proにしました。
 (それにしてもなぜ13インチのMacBook Proのほうがモニタの解像度が低いのでしょう
 Proなのに…。
 MacBook Pro Retinaディスプレイモデルが出たことから考えると
 このへんは変わっていきそうな気がします。)


使ってみて重かったらメモリだけ自分で追加しよう
と思ってましたが今のところまったく問題なし。
むしろ以前使っていたWindowsよりもあらゆる動作が軽く非常に快適です。

感動したのが音の静かさ
前のPCを使ってるときは
もちろんファンの音がすることは認識していましたが
特に気になることはありませんでした。
しかしMacBook Proの音の静かさには驚愕
電源が入ってるのかどうか分からないほどです。
むしろデスクから少し離れたところにある扇風機の音のほうが気になるくらいです。
そして再び前のPCを起動して驚き
こんなにうるさかったのか…。

このMacBook Proを購入した日は
いろいろと設定の移行などでいろいろと時間かかるかも
と思い一日空けておいたのですが
なんやかんやで一時間ちょっと。
Chrome、Saezuri、Skype、VLC、Evernote、Dropbox
など以前から使っていた環境を簡単に再現することができました。
Chromeなんてインストールしてパスワードを入力すれば
いつもの環境を構築できます。
クラウドって本当に便利ですね…。
唯一時間がかかったのは100GBちょっとの容量のあるiTunesのデータの移行でしょうか。
何か文字化けとかファイルが行方不明とか起きるかな
と覚悟していたのですが全く問題なく移行できました。


使ってる感想ですが
ハードとソフトが一体化してる感覚といいますか
うまくは説明できませんが
とても使ってて気持ちがいいです。
トラックパッドが優秀なのでマウスも要りませんし
調べなくてもいじっていけばなんとなく操作は分かります。
Windowsのときはなんとなく
何はどこにあってどういう風になってるか
と細かいことが気になってましたが
Macになってからは
いい意味で
使えりゃいーや
という気にさせられます。
これ意外と大事かもしれません。

PC本体でやることよりもWeb上でやることが増えてきたりしてて
Macを選ぶことのハードルが著しく下がった時代になったのかなあ
と思いました。

2012年8月15日水曜日

おおかみこどもの雨と雪


『おおかみこどもの雨と雪』

という作品を少し前に観に行きました。


【以下ネタバレ注意】

細田守監督の作品『時をかける少女』、『サマーウォーズ』どちらも楽しめたので
今回は公開される前から予告編やHPを見て
読み取れる少しの情報から勝手にいろいろと想像を巡らし
きっとこれは家族の「別れ」の話なのではないか
と予測していました。

なぜ「別れ」の話だと思っていたのか

・子供がふたりいる
 きっと単純に
「おおかみこども」が人間の世界でいろいろと苦労して成長していくお話
であれば、こどもはひとりでいいと思うのです。
しかしふたり。
そして男女。
人間にもおおかみにもなれる存在がふたりいたら
やっぱりそれぞれ別の道に行くのかなあ、と。

・前作は「出会い」の話だった
前作の『サマーウォーズ』は解釈によっては
というか私にとっては
主人公が大家族と出会ってむにゃむにゃする話でした。
また家族をテーマにする以上
何かを変えてくるのでは?と予測、期待していました。


このへんの予測はだいたい正解でした。
ただ先に書いたように
おおかみこどもが人間社会で生きていく
そのなかでの葛藤のようなものをメインテーマとして描いていくのか
と思いきや
そうでもなかった、というか
いや、そうっちゃそうなんですが
それほどその部分に時間を割いていませんし
そこを中心に、そのテーマをより強調して描くのであればあのような映画にはならなかったように思います。

ある意味単純に
女の子であった花が母になっていくお話や
雪と雨が成長していくお話を
とても丁寧に描いてる作品でした。

だからこそいろいろと見えてくるものがあったように思います。
ただそれゆえにとっ散らかってるように感じたり
ちょっとよく分からない部分もあったのですが
(主に花の最後ほうの心情の変化の根拠など)
しかしながら
素晴らしい演出や
何もかもをありのままで肯定してしまうような描き方で
観終わったときにはずいぶんとすっきりした気分で劇場をあとにすることができました。
お金を払って映画館で観る価値を感じる映画でした。

この作品ネット上ではいろんな方がいろんな見方をしていて面白いなあと思います。
きっと性別や世代、育った環境、子育ての経験、恋愛経験などで見方が変わってくるのかもしれません。
男性、20代前半、結婚歴なし、子育て経験なし、恋愛経験ごくわずかの私は
結構楽しめました。

こういう風な形で話題になる日本映画がもっと増えればいいのになあと思います。