2010年9月12日日曜日

どんなに弱くても 美しくなれる

個人的名盤第4弾は
AJICOのライブCD
AJICO SHOWです。



DISC 1

1. 青い鳥はいつも不満気
2. Take Five (原曲:Dave Brubeck)
3. すてきなあたしの夢
4. 美しいこと
5. 金の泥
6. GARAGE DRIVE
7. 毛布もいらない (原曲:「黒い宇宙」BLANKEY JET CITY)
8. 悲しみジョニー (原曲:UA)

DISC 2

1. 深緑
2. ペピン (原曲:「Pepin」BLANKEY JET CITY)
3. 歪んだ太陽 (原曲:UA)
4. フリーダム
5. カゲロウソング
6. ひまわり (原曲:Sherbets)
7. 午後 (原曲:UA)
8. 波動


AJICOはベンジーこと浅井健一氏とUAが一年間限定で活動したバンド。




UA(ボーカル)
浅井健一(ボーカル、ギター)
TOKIE(ベース)
椎野恭一(ドラム)




と今考えるととてつもなく豪華なメンバー
シングル3枚
アルバム1枚
ライブアルバム1枚
ライブビデオ1本
と発表した作品は少ないですがインパクトはなかなか強烈だったようです。
(私はリアルタイムでは聴いてないので)



AJICOの魅力は
なんというかその存在感と世界観だと思います。
力強くかつ繊細で美しい。
またなんとも説明しずらい。

音楽性はSHERBETSに近いと思いますが
(ベンジーが曲作ってるし)
でもやはりSHERBETSとは明らかに違うのです。

僕はAJICOのグルーヴ感と言いますか
音のうねりがとても好き
なのでそれが顕著に出ているライブ盤が名盤だと思ったのです。

トキエ姉さんと椎野さんが作り出すリズムの上で
ベンジーのギターと
UAの歌声が自由に踊ってるように感じるのです。

特にリズムが本当に心地よい。
なんなのだこれは。



生で見れなかったのがとても残念です。
でも個性の強いみなさんですから
一年間限定ってのが逆によかったのでしょうか。
しかしまたイベントとかで復活してほしいと密かに思っています。


「美しいこと」
「波動」
は本当に名曲。

「すてきなあたしの夢」は個人的に好き
「歪んだ太陽」が始まる前のセッションがすごい!

2010年9月11日土曜日

きつねのはなし

森見登美彦氏の
『きつねのはなし』
という小説を読み終えました。



私は森見登美彦氏の小説がとても好きです。
きっかけは恥ずかしいくらいに単純。
ノイタミナでやってた
『四畳半神話大系』
です。



放送されてるアニメを毎週欠かさず観る
という習慣が基本的にはない私。
(ただし『けいおん!!』を除く。)
たまたまテレビをつけたとき
怒涛のごとく投げつけられる無駄に膨大な情報にやられてしまい
(あと明石さん)
さっそく原作を手に入れ
森見ワールドにハマっていったのでした。

今まで読んだのは
『四畳半神話大系』
『夜は短し歩けよ乙女』
『太陽の塔』
『有頂天家族』
です。
『四畳半~』、『太陽の塔』のように
腐れ大学生の話を書かせたら登美彦氏の右に出るものはいません。
とてもとてもオモチロイのです。

『四畳半~』を読んで
ダメ大学生でいることが少し誇らしくなったと同時に
(よくないですね)
なんとなくつまらないこと気にしてた自分がバカらしく思えて
なんだかすっとしたのを覚えています。

そういう経緯で読んだ『きつねのはなし』
これ書いたのホントに登美彦氏?
と思ってしまうくらい他の作品とは違ったものでした。
文体といい雰囲気といい全然違う。
黒髪の乙女は?
乳は?
詭弁論部は?
樋口師匠は?
無駄に豊富な語彙で話をオモチロおかしくするいつものユーモアはどこへ?

『きつねのはなし』
はいわゆるホラーでした。
でもこれはこれでけっこう好きでした。
丑三つ時に読んでトイレに行くのが億劫になるくらいドキドキもしましたし。

なんというか登美彦氏は多才ですな。
京大農学部出身で小説家
あんなにユーモアに溢れる作品も書ける。
ブログもオモチロイです。
ちょっと前に結婚もしたそうですし
大江アナと写真も撮ってたし。

くそう
うらやましいぞ登美彦氏!

登美彦氏にひとこと言いたい。

明石さんという超絶的に素敵な女性を生み出してくれてありがとう!




2010年9月10日金曜日

clambon 2010★SUPER★STAR★

9月5日

急遽兄に連れられクラムボンのライブに行ってきました。
場所はよみうりランド。

7月22日に行った中野サンプラザのライブのときに
この日のライブのことを知ったのですが
お金もなく予定もどうなるのか分からない状態だったので
今回は見送るつもりだったのですが
兄が同行する予定だった方の都合が悪くなってしまったらしく
予定が空いていた私が行くことになりました。
ちなみに予定していなかったためチケット代は兄に立て替えてもらっています。
親にも借金をしていますので多重債務です。
あわわ。

よみうりランド
無知で無恥な私は東京ドーム周辺の施設のことだと勝手に想像していたのですが
全然違いました。
とてもお恥ずかしい。
そっちは後楽園ですね。

京王線で
京王よみうりランド駅に向かい
そこからゴンドラでよみうりランドに向かいます。

割と時間に余裕を持って向かったつもりだったのですが
それなりの行列



会場はこのような感じ





とても広く解放感があります。
後ろのほうは芝生席となっておりました。

ライブは2時間と少し
ビール片手にシャボン玉吹きながら(配られた)楽しみました。

野外ですし席も左寄りで音はあまりよくなかったのですが
そんなこと気にならないくらいとてもハッピーで素敵なライブでした。

個人的にはララバイサラバイ~バイタルサインの流れが非常にぐっときました。
特にバイタルサインは個人的に大好きな曲です。



この日も3人の感情の入り方が他の曲とは違いましたし(私はそう感じました。)
ミトさんの暴れっぷりも気合が入っておりました。

そして早着替えやテープ発射など
ツアーとは違った特別なライブとしての演出もあり
ラストは3人がステージ前方に座りRe-Folkrole
これも感動的でした。

クラムボンのライブはとても自然体なのですが
(といってもライブに行くのは2回目なんですけど)
この日はさらに自然体であったように感じます。

バリバリに気合い入れて衣装もメイクもバッチリ決めて
というバンドも好きですが
クラムボンのように飾らずにステージに立ち
自然と音楽が溢れてくるバンドも素晴らしいと思いました。








セットリスト

1. シカゴ
2. はなれ ばなれ
3.パンと蜜をめしあがれ
4. GOOD TIME MUSIC
5. Merry go round!
6.アンセム
7.Ka-Ka-KaLMa!
8.Tourist On The 未来'n
9.波よせて
10.便箋歌 
11.黄昏
12.ハレルヤ
13.ララバイ サラバイ
14.バイタルサイン
15.サラウンド
16.NOW!!!
17.KANADE Dance
En1.SUPER☆STAR
En2-1.Re-残暑
En2-2.Re-Folklore

2010年9月9日木曜日

むしろごはんがおかずだよ

合宿から帰った次の日
昼まで泥のように眠ったあと
私は所属しているバンド
CHARTREUSE
初めてのレコーディングを行いました。

レコーディングといっても
レコーディングスタジオを借りてエンジニアさんと相談しつつProToolsでむにゃむにゃ
といったキチンとしたレコーディングではなく
お世話になっているライブハウス
新宿ライブフリークのコンピレーションアルバムに収録させていただくためのもの。
そしてレコーディングもフリークで行いました。

○工程○

フリーク到着
機材のセッティング
(音作り、マイクのセッティングなど)
ベーシック(歌以外)を一発録り×数回
(最初はヘッドホンをつけたが邪魔なので外した)
それを聴きながら歌を録る×数回
歌のよくなかった部分(リズムやピッチ)を再録
(パンチ録音)
ギターソロ録音×数回
ギターダビング

という流れでした。
昼過ぎにライブハウス入りしてあっという間に夜になっていて
一曲なのに結構大変だと感じたのですが
スタッフの方からはスムーズにいった方だ
と伺いました。

我々CHARTREUSEは2人ですし
今回レコーディングした曲もシンプルなものだったからかもしれません。

凝ったバンドさん達ですと
ドラム以外はラインで繋ぎヘッドホンで聴きながらクリック(メトロノーム的なもの)に合わせて演奏
ドラムのOKテイクが録れたらそれに合わせてベース録音
微修正
ギター録音
微修正
ギターダビング
微修正

微修正
コーラス
微修正
という工程をとるそうです。
大変ですね。

私たちは荒さも売りだと思うのでそういうことはいたしません。
(言い訳)

いざレコーディングを体験してみると改めてプロの方たちのすごさを感じます。
とても根気が要る作業ですし
完成形が見えません。
そしてやればやるほど何がいいのかよく分からなくなって来ます。

あとデジタルは便利だなあと。
プロの方もこうやって誤魔化してるのか
と分かりそれはそれでショックでもありました。
パンチ録音という作業によって一小節や一音だけ録り直すことが可能なのです。
これ使えばミスの修正はいくらでも可能です。

ただ個人的に好きなバンドは一発録りが多いですし
技術的にそれができなかった時代の音楽を聴くとやっぱりすごいなあと思いまし
た。

ラフミックスのみ持ち帰りましたがとてもクリアーな音でした。
よくも悪くも。
もっと練習しなくてはと感じました。
いい機会でした。

11月にそのCDのレコ発ライブがありますのでよかったらいらしてくださいね。


お元気ですかマーコさん?

しばらく。
またブログを更新しないことに伴う背徳感を楽しむプレイをしておりました。

もはやこんなブログ誰も読んでないんじゃないか説
も出ていますがそんなことは気にしません。

一ヶ月近く書かなかったわけですから
書こうと思えば書けるエピソードが沢山ある
と言いたいところですが
そんなにありません。

まずケーパースの合宿がありました。
まあこのあたりのエピソードは
合宿に参加された方はご存知かと思いますので割愛。
差し障りのなさそうな写真で振り返ってお終いにします。