2010年6月2日水曜日

SEKILALA

ケーパースのみなさんに

自己紹介表を書いてもらいました。

(あ、まだ書いてない人早めにお願いします。)

あの中に

・個人的名盤を5枚教えて

という項目を作りましたが

言い出しっぺですし

今日からは私が書いた5枚を紹介しようかなあなんて思ってます。


私が書いた5枚は

SEKILALA / SHERBET


すべては許されている / TWIN TAIL


そら / タテタカコ


AJICO SHOW / AJICO


こっこさんの台所CD / Cocco

です。

全部邦楽。


この5枚が私が人生で出会ったアルバムの中で一番いい!!

というつもりでは全然なくて

なんとなくあんまりみんな聞いてないし

名盤にもあげないだろうなあ

という'個人的'名盤というつもりで選びました。


今日は『SEKILALA』です。


1. 水
2.760
3.きせき
4.ソリ
5.丘へ行こう
6.麦
7.Black Butterfly
8.ひまわり
9.ゴースト
10.ラズベリー


このSHERBETはBkankey Jet Cityの浅井健一が

BJC活動中の96年に活動したユニットです。

のちにBJC解散後、SHERBETはメンバーを変えSHERBETSに進化して活動していきます。

なのでSHERBET名義で発表されたのはこの『SEKILALA』一枚しかありません。


BJCは95年に『SKUNK』というアルバムを発表。

96年はメンバーそれぞれがソロ活動をする年でした。

前記のように浅井はSHERBET、照井利幸はJoe Brown、中村達也はLOVE SHOP LOSALIOS(後にLOSALIOSとなる)

97年は土屋昌巳のプロデュースではなく、初のセルフプロデュースで『Love Flash Fever』(←これも名盤!)を発表。


御存知の通り(知らないかもですがw)『SKUNK』かなり激しいサウンド。

リアルタイムで聴いていたファンは『SEKILALA』を聴いてかなり驚かされただろうと思います。

終始アコギを中心としたアコースティックなサウンド

BJCの時のビリビリするような張り詰めた緊張感はなく情緒的

声を張り上げるのではなく、ささやくような歌い方。

おそらくけっこうなアンチも生まれたのでは。

いわゆる初期BJCのような悪いロック(笑)(この言葉やっぱ苦手だわw)が好きな人たちは、

“ヘロインを体に打ち込む 一体どんな気分がするんだろう?”

と歌ってた人が

“もしも誰かを愛したら素直なその気持ちをその人に伝える それがこの世界へ生まれ落ちた理由だから”

なんて歌いだしたらそりゃびっくりすると思います。


ただ、こうやって今から考えるとBJC時代から

このSHERBETとかSHERBETSに繋がるような要素ってけっこうある気がします。

『ライラック』とか

『悪いひとたち』とか

『ガードレールに座りながら』とか。


BJCを再開してから発表された作品からも分かるように

感情を吐き出すような激しい音楽ももちろんやりたかったのでしょうが、

SHERBETのようは静かで情緒的な世界観のある音楽もきっと昔からやりたかったのだろうなあ

と勝手に想像しています。


ちなみに私が『SEKILALA』の中でも特に好きな曲は

『水』

『きせき』

『Black Butterfly』

『ゴースト』

でしょうか。


初めて浅井健一の歌を生で聴いたのは

SHERBETSのライブ

たぶん中学生のとき

初ライブの一曲目が

『きせき』

だったのです。

SEのover the rainbowがかかり

「浅井ー!」

「ベンジー」などの歓声

真っ暗な中で真っ白な服を着た彼がひとりで出てきて(今思えばこの時の衣装はなしな気がするw)

なにも言わずにいきなり『きせき』を歌いはじめたときの光景は今でも覚えてます。

あの声を初めて聞いたとき

誇張なしで

この人は人間じゃないんじゃないか?

と思いました。

すごい透き通る声だったのです。

たぶんその体験があるからSEKILALAに特別な思い入れがあるのかもしれません。

なあんてね。

次回は『すべては許されている』


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