2011年6月4日土曜日

MEMORIES

大友克洋監修の
『MEMORIES』
というアニメ作品を観ました。

いちおう短編集という扱いになるのでしょうか?
3つの作品から構成されていました。

ちなみにこれ今チラチラと調べながら書いているのですが
これ95年に劇場公開された作品だったのか!
だとするとすごいですね。

ちなみに95年というのは
阪神大震災があり
地下鉄サリン事件があり
エヴァンゲリオンが放送開始された年でもあります。
なかなかすごい年なのでは?



ひとつ目の作品が

『彼女の想いで』

原作 大友克洋
脚本・設定が今敏
となっています。

以前もどこかで書いたかもしれませんが
私は今敏監督の作品が好きです
なので
TSUTAYAでこの作品を目にし
パッケージの裏に彼の名前を発見しレンタルしたのでした。

ネタバレになるので内容は書きませんが
これまた今敏氏らしく
「夢と現実」
がモチーフになっている作品でした。
(ただ原作が大友氏の漫画らしいので考えすぎかも。原作読んでみたい。)
「思い出は逃げこむ場所じゃない」
というセリフが印象に残りました。
お話としては特にひねりのない話なんですが
けっこう好きでした。
キャラクターデザイン、作画も好きです。


ふたつめが

『最臭兵器』

これはコメディ作品でした。
これはこれで馬鹿らしく(いい意味
けっこう笑えて楽しめました。
あっさりした短編らしいオチでした。
でもアクションというか戦闘シーンはかっこいい。



さいごは

『大砲の街』

これは上2作品とは違ったタッチの独特のアニメーションでした。
カットのつなぎ方も不思議な感じがしましたし
カメラの動き(アニメにカメラはないんですが)も独特なものに感じました。
デジタル技術も多様してると思います。
台詞も少なくお話はちょっと私には分からなかったのですが
世界観は嫌いじゃないです。
wikiにもありますが『スチームボーイ』の原点になったとか。
うーん
とても評判の悪い『スチームボーイ』
やっぱり観たほうがいいかな。


3作品を一気に見て思ったのが
短編ていいですね
ということ。
お話が短いぶん世界観を把握するのがなかなか大変だったりするのですが
それをいい意味で捉えれば説明くさくならない。
そして情報量が少ないゆえにシンプル
観ているの私たちの想像力を刺激します。
無駄な要素もなく
一番大事な部分がよく見えてくる気がします。

こういうオムニバスの劇場作品今ももっとあってもいいのになあと思いました。

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