2010年8月8日日曜日

「あちら側」と「こちら側」

流行に敏感な私は時代に置いていかれないように
しっかりと夏風邪をひいていました。
そしてまだ治っていません。

先日

もう治ったなこれは。ぐふふ。

と思い
写真美術館に世界報道写真展を観に行きました。
http://www.asahi.com/event/wpph/

これは大学入ってから毎年行ってます。
相変わらず素晴らしかった。
今年は賞を撮った作品よりも個人的にはいいなと思う作品が多数ありました。

それとは別に個人的に気になったのは
少女にも少年にもみえる子どもの写真たち。
このご時世私の世代の人間がネット上にこんなこと書くと
ロリコンだとかショタコンだとか変な誤解を受けかねませんが
子どもから大人に変わる瞬間の人間って
男でも女でもない独特の雰囲気を持つ気がします。
この感覚は伝わるのでしょうか。
世間でロリコン、ショタコンと言われている(もしくは自称している)方たちは
ひょっとするとそこに魅了されている人たちなのかもしれませんね。
来年も行く。

そしてその後
自宅に帰ってからまた咳が出始め
体がだるくなってきたので早く寝ましたが
次の日起きたらまた熱が。
そうしてPoor Tomのライブ行けませんでした。
ナカムーごめんよ。
ジルバとの共演観てみたかったです。



村上春樹
『アンダーグラウンド』
読了。

地下鉄サリン事件の被害者に村上氏がインタビューしてまとめたもの。
オウム事件には個人的な興味があるので手にとったのでした。
正直インタビューが多くて読むのちょっと飽きました。
失礼極まりない話ですが。
ただサリン事件のことよりも
被害者の人生の背景がいろいろと書いてあって
そこがなかなかおもしろい構成だなと感じました。
年齢も出身も仕事も全然違う人々
それぞれ全く違う人生。
そこに共通してサリン事件があるってのはなんだか不思議な感覚でした。
インタビュー自体は情報量が多くきちんとアタマに入ってきませんでしたが
(でも資料としての価値はあると思う。)
最後にある村上氏のオウム事件の分析はなかなか読み応えがありました。

ありがちな意見ですが
オウム事件をリアルタイムで感じた世代の人間として
(たぶん小学校低学年でしたが社会の空気はなんとなく感じたはず)

アタマがオカシイ奴らが起こした一連のテロ行為

としてとらえるのではなく
日本社会において
オウム事件がどのようにして発生し
オウム事件は何をもたらしたか
考えること、考え続けることはけっこう大事なんじゃないかと思いました。

たまには真面目なこと書いちゃったりして。
でも本のこととか書くと馬鹿がバレてイヤですね。

明日はBBQ!

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