2011年3月28日月曜日

攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D

26日公開初日に新宿バルト9にて

『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』

を観に行ってきました。
うーん名前が長い。



攻殻機動隊は押井作品を含めずっと好きで
この公開に向け改めて押井監督の
『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』
『イノセンス』
と神山監督のシリーズアニメ
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』
『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』
をここ最近観直していました。

『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』

内容は事前に知ってはいましたが
改めて観てもとても楽しめました。
攻殻機動隊は3Dと親和性が高い!

オープニングは完全新作映像
なのでものすごく3Dの奥行きといいますか
空間表現を強調していましたが
他のシーンはちゃんと3Dにはなっているもののそれほど強くはありませんでした。
奥行きはありますが違和感はない程度です。
いわゆる
視聴者の方にモノが飛んできたりするわざとらしい表現
がなかったのがとてもよかったです。
もともとが通常の2Dの作品なので当然なのですけども。

ただ電脳通信の場面はすごくリアルに感じました。
(SFなのでリアルというのも変だけど)
Twitter上の口コミでも
オフィシャルの宣伝文句でも言われていましたが
本当に自分が電脳化したような気分を少し味わえました。

アバターをはじめ、他の3D作品を観てないのでなんとも言えませんが
ひょっとするとセルアニメの方が3Dに向いているのではないか?
とも思ったり。
少なくとも攻殻機動隊の世界観
情報社会で人々の意思が電脳という形でつながった世界
は3Dでの表現がとても合っていると感じました。

3Dの劇場作品の\2000という価格設定には
ここ最近経済的に逼迫してる身としてちょっとむむむなんですが
個人的な思い入れも作用しとりあえず満足でした。

あと一連の攻殻機動隊作品を見直して感じたことですが
ようやく時代が追いついた
という感覚があります。
これは自分が最初に観たときにただ知識、教養が足りなかった部分も大きいとも思いますが
私たちの生活において昔よりも
「情報社会」
というものを意識できるようになって気がするのは僕だけではないはず。
そうでもないのかな?
少なくとも『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は
公開されたのが95年
インターネットが普及し始めたのもWindows95がスタートとも言えるので
公開当時は今ほどネットの概念は理解できなかったのでは?
たとえ理解はできたとしても体感として感じることはできなかったのではないか
と思います。
なんかズレてるかな?
その当時に観てみたかったです。
ただ小学生じゃ無理ですがw

時代が追いついてきた
は言い過ぎかもしれませんが
STAND ALONE COMPLEXなどの概念を含め
少なくとも僕にとってのリアリティは強くなってきたように感じます。

それにしても
『東のエデン』にしろ神山健二監督はやはり
社会問題などをエンターテイメントとして作品に取り込んで描くのが非常にうまいと感じました。
作品が完璧だとは思っていませんが(特に『東のエデン』)
時代への視点やテーマ設定は抜群だと思います。
すっかり神山ファンです。
これからも神山作品には注目していきたいです。




PS:
このブログ
記事によって一人称が「私」だったり「僕」だったりしますが
書いてる中の人はひとりです。
ただ単純に文章力がないだけです。
ごめんなさい。

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