2011年8月16日火曜日

今敏『海帰線』

今敏『海帰線』
という漫画を読みました。
今敏監督のアニメ作品は好きでいちおうすべて観ていましたが
恥ずかしながら漫画は始めて。




なかなか楽しめました。
ただ作画やらレイアウトにこだわり
それだけで作品となるくらい緻密な絵コンテを書く
今敏氏にしてはやや絵が荒くないか?
と感じましたが
それはあとがきに書いてありましたw
連載ってのは大変なんですね。

絵コンテの例


話はちょっと変わりますが
今敏氏の作品と同様に今敏氏の文章も好きです。
真面目でありつつもユーモラスな感じ。
そして日本語がきちんとしています。
最期の遺書も壮絶でした。
人柄が出ています。
見習いたいものです。

私の眼には漫画とアニメの間に
特別な類似点みたいなものは見つけられませんでしたが
(もちろん表情だったりキャラクターデザインだったりはあるけども)
漫画としてもけっこう好きかもしれません。

今敏氏は短編の漫画がたくさんのあるようです。
もっと読んでみたくなりました。

現在
今敏回顧展「千年の土産」
なるものがやっているそうです。
来週までなので時間を作って必ず行こうと思っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿